こう染まったら黄色信号:Webマーケあるある編
ふと思ったので思考メモとして書きます。
SEOだったら
検索しているお客様をガン無視して、検索エンジンのことばかり考えて、網羅的かとか、E-EATはどうかとか、文章中にこの単語がいい感じに含まれているかばっかり考えること。この要素は新しく入れた方が「SEO的に」評価が高まるのかばかりを気にしていること。
もちろんテクニカルに微差の要素が順位を左右する局面もありますが、総合的な視点としてユーザーのことを忘れてしまうと、「検索結果に出てくるアンサーとしてこれは優れているか?」が抜け落ちてしまう。
あとは全く商売繁盛につながらないキーワードで検索結果のTOP10ランクインや検索1位を取れたことに喜んでしまうこともありますね。
コンテンツマーケティングだったら
お役立ち情報を発信すればいいと単純に思っている。
着眼点としては確かに「お役立ち情報」なのですが、商売繁盛に繋げるための前提条件がそれでは足りません。
大事なのは自ブランドを選ぶ理由につながる一歩になってること。
業界の啓蒙もいいですが、ビジネスとして行う以上は投資回収できていないと事業の持続性がありません。
昨日Xで流れてきた #CM_Day2024 の投稿はまさにです。
広告運用だったら
管理画面で見れる量だけのインプレッション数、クリック数、コンバージョン数が増えればいいと思っている。
ただクリック数が増えることはいいも悪いもありません。
買わないような方のクリックを増やしたところで意味がないし(むしろクリック課金だったらお金が溶けるだけ)、収益性がよろしくなくてビジネスとして儲からないコンバージョンも意味がありません。儲からないと事業が継続できませんから。お客様が喜ぶことと儲かることはセットなはずです。
大事なのはインクリメンタルですよね。顧客数が増分しているかです。
良い記事貼っておきます
鈴木 ブランドの話ばかりして、自社の顧客ばかり見て、カテゴリーを理解しないから、ワナにはまってしまう。「うちの商品はどのカテゴリーに属しているの?」「どのあたりにインクリメンタルを取れる余地があるの?」と考えたら、そんなワナにははまらないはずなんです。
こう染まってたら黄色信号
です。
本質的にSEOやってる人、コンテンツマーケやってる人、広告運用をやってる人はこんな染まりはゼロだと思います。
本質的な考えから逸れてしまって、「巷でよく聞くテクニック」に飛びついてしがみついて習慣化してしまっていたり、「お役立ち情報を発信してどう商売繁盛につながるのか」のメカニズムを思考停止で思考放棄していたら、本質には辿り着けません。
経営やマネジメントの立場として
メンバーがこういう思考になっていないか
自分自身がメンバーをこういう思考に染まらせるようなフィードバックばかりしていないか
ぜひ確かめたいところです。
中途採用の面接の際にも、この辺が染まっているとなかなか本質的な学び習得まで時間がかかることもあるので、過去にたずわった施策例の思考回路を覗いてみるといいかもしれません。
人間は失うのが怖いのです。だから過去の栄光や知識にしがみついてしまう。アンラーニングは怖くて実は勇気がいりますから。
と思ったのでメモでした!
テクニックも大事だけど、「人間はいったいどのようにしてモノを買うのを決めるのか」と「打ち手としてどうやったら商売繁盛につながるのかのメカニズム腹落ち&検証マインド」を大切にやっていきましょう。
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