付箋メモ『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』出世する人の秘密がわかる本

ムロヤが超リスペクトするバラバシ先生の一冊です。「パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できない時には、ネットワークが成功を促す。」は至言。
ムロヤ 2022.05.06
誰でも

「付箋メモ」のコーナーでは、ムロヤが実際に付箋をした箇所と、そのプラスアルファの解説・考察をお伝えします。

この本は、ムロヤが超リスペクトするバラバシ先生の一冊です。なお、『新ネットワーク思考』も書いた、ネットワーク科学の世界では超有名な先生です。

アルバート=ラズロ・バラバシ 『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』

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一見、自己啓発本っぽいのですが、サイエンスな本です。ネットワーク科学の本質は、個々の特性ではなく、つながりそのものから個々の特性や行動を理解すること。ネットワークサイエンスが、成功を解き明かします。(ちなみに、自己啓発本は『7つの習慣』と『思考は現実化する』『道は開ける』の3冊を押さえておけばいいですよ。)

この記事もあわせてどうぞ。しびれますよ。

ネットワーク科学のイノヴェイターがたどり着いた「成功の法則」:アルバート=ラズロ・バラバシに訊く

▼ムロヤの付箋と心の声

・パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できない時には、ネットワークが成功を促す。

→錯覚資産にも通じます。テニスなどのスポーツみたいに勝敗が明快なものはパフォーマンスが成功を促します。

・誰にも叱られずに何かを分解したり、念入りに歯車を調べたり、仕組みを観察したりできた・機械が動く仕組みを理解することが、私には面白くてたまらなかった。今でもそれは変わらない。

→わかります笑

・成功とは「個人的なものではなく集団的なものであり、あなたが属する社会の反応を必要とする」と言う時、あなたの演技が人びとのあいだやあなたを取り巻く環境に、何らかの波及効果を生まなければならない。あなたの仕事の成果が、その社会にとって重要なものでなければならない

→客観的な成功、相対的な成功とは、社会が決めることですからね。

・物理学の分野で成功を掴むために私が取った唯一の作戦は、非凡な業績をあげ、半永久的に引用されるような優れた発見をして、誰も無視できないような画期的な研究を行なうことだった

→引用を通じて名を馳せることができます

・飛行する時には航空力学が、運転する時には摩擦が、船に乗る時は流体動力学が重要だ。つまり移動手段によって、当てはまる法則と公式は変わる。「成功の法則」も同じである。

→マーケティングも同じである。

・あなたが成功するために重要なのは、あなたとあなたのパフォーマンスではない。重要なのは社会であり、社会があなたのパフォーマンスをどう捉えるかである。

→前述のとおり

・どんな思考や感情や知覚も、ニューロンが発火して、神経系のウェブを通じて他のニューロンに情報を伝達することで生じる。単一のニューロンだけでは何も起こらない。

→この辺興味ある人は、神経科学とか、神経生理学でググってみてください。

・あなたの功績はそのネットワークにとって有益か→シンプル

・重要なのは、あなたの功績に気づき、その価値を認め、より広い世界に広めるネットワークなのだ

→人生の師ってこういう人だったりしますよね

・自分がどこに属していたいと思うか=野心の働き

→マズローの帰属欲求にも通じる

・あなたの子どもの成功を決めるのは、「パフォーマンス」と「野心」ーー自分がどこに属していると自分で思うかーーなのだ。

→振る舞いって環境で変わるますもんね。ここでいう環境とは環境認識のことで、世界をどう見ているかの話。

・アートの価値は文脈とネットワークが決める→まさに

・当時、アーティストとして世界一稼いでいたアンディ・ウォーホルは、そのことを早くから理解していた。「アーティストとして成功するためには」ウォーホルは言った。「作品をいいギャラリーに展示してもらわなければならない。ディオールも、オリジナルデザインの服をウールワースでは販売しなかった。」アートの世界には成功の共生関係がある。

→フックアップ

・人と違う道を行く時、つい不安な気持ちでいっぱいになるが、ぜひ覚えておいてほしい。誰にとっても成功するかどうかを決めるのは、地理ではなく、社会的なネットワークと仕事上のネットワークなのだ。そこには好機が溢れている。なぜならネットワークは、パワフルなハブによってーーネットワーキングが本当に得意な人たちによってーー相互につながっているから

→だからプロに見つかったら、あっという間に広まる

・もし、遠い目標を自分の目の前に引き寄せたいのなら、夢の実現に拍車をかけるハブを見つけ出して、そのハブに働きかける必要がある。一気にトップを狙うには野心が必要だ。

→いわゆるコネの話

・どの分野が学科や業界においても、成功を掴むつもりなら、ネットワークを使いこなせなければならない・なぜなら、「パフォーマンスが成功を促す。パフォーマンスが測定できない時には、ネットワークが成功を促す」という「成功の第一法則」が唱える通り、パフォーマンスの測定が難しければ難しいほど、パフォーマンスは関係なくなるからだ。

→こうしてネットワークサイエンスの知見から要素分解されると、納得感すごいですよね。

・人間のパフォーマンスは、「ベル型曲線」のような分布に従う。ベル型曲線は、身長やIQの分布を説明する際に使われ、真ん中が高く盛り上がり、左右が緩やかに低くなり裾を引いている。確率の分布を示し、人間の違いの散らばりを表す。

→こういう分布を示す統計用語は覚えておくとめちゃめちゃ便利です

・べき乗則は、地震の規模や砂山の崩壊からインターネットのページのアクセス数、売上ランキング、株価変動、所得格差まで、様々な自然現象や社会現象に当てはまる

→統計学にも興味もってきますよね。パフォーマンスは正規分布的ですが、成功はべき分布となると。(少しの実力の差が、莫大な富の差を生み出しうる)

・ たとえば、ある調査によれば、ワインバーグのようなスーパースター級の教授が新しく加わると、学部全体の生産性が五四パーセントも向上するという25。驚くことに、それは、その教授の優れた貢献のなせる業だけではない。スーパースターの貢献は、平均して五四パーセントの約四分の一に過ぎない。残り四分の三は、それ以外の教授による効果、すなわちスーパースター教授の存在がもたらす間接的な効果だという。スーパースターは、ゲームチェンジャーになりやすい。新たな人材を――彼が発する輝きに浴したいと願う人たちを――引き寄せる。その効果も長続きしやすい。

→スーパースターが一人いることの貢献は大きいですね。採用にもこの視点が活きます。

・ 敗北をもたらすのは、スーパースターではなく絶望や諦めである。自分が応援する候補者に勝ち目がないと見ると、人は投票所へ足を運ばなくなる。

→確かに

・ファン・デ・リートが目撃したのは、私たちの研究室が幅広い分野で繰り返し目撃してきた「成功が成功を生む」という現象だった。言い換えれば、「成功しているように見える者は、パフォーマンスに関係なく、ますます成功を引き寄せる」。その現象を専門的用語で「優先的選択」と呼ぶ。

→「今売れてます!」が最高の広告になるのと同じですよね。

・本を出した経験のある私にとって、このようなレビューこそ大喜びで歓迎したい。しかも、これがアマゾンの最初のレビューであればなおさらだ。このように力強く、最初の好意的なレビューが、その後の成功を大きく左右する。そして、ジョーンズのレビューは『静かなる天使の叫び』の売れ行きに弾みをつけた。信頼性の高いレビューを早い段階で提供し、本書の素晴らしさを味わう機会を読者に与えたからだ。ファン・デ・リートがウィキペディアのバーンスターを贈呈した時と同じように、ジョーンズの惜しみないレビューは、さらなる賛辞を引き寄せるための強い勢いを生み出した。

→オンラインサロンが強い理由。初動がいいんですよね。

・才能や質、パフォーマンスを測定する方法がない分野では特に、大衆が広く認めた意見を参考にしがちだ。だが、そのためにその影響は蔓延する。そして、成功をますます格差あるものにしてしまう。

→残酷な真実。こういう原理を理解して、努力の焦点を誤らないようにしたいところ。

・その理由は、優れたものを見つけ出すことが、あなたが思う以上に難しいからだろう。書店に足を運べば何千冊もの本があり、iTunesには何百万タイトルもの楽曲がある。ディスカウントストアの棚には大量の商品が並んでいる。それでどうやって、質の優れたものだけを選び出せるだろうか。 そこで役に立つのが友だちだ。そしてもし、その友だちがある本を勧めたら、あなたがその本を買う可能性は高まる。あの新しいレストランは派手な宣伝ほど美味しくないと聞けば、別のレストランを選ぶ。隣人がうちの冷蔵庫は使い勝手が悪いと言えば、違う会社の製品を購入する。各社がしのぎを削る分野で、本来の価値によって製品を選ぶことは難しい。そこで質問し、観察し、誰かの意見を聞く。相手の意見を参考にして判断する。推薦されると余計な選択肢が減り、優れた製品を見つけやすくなる。安心もできる。飛ぶように売れるベストセラーは、社会のお墨付きだ。その結果、みな揃って同じ本、同じ楽曲、同じレストラン、流行の同じツールに殺到し、それ以外のものには見向きもしない。

→人がクチコミを頼りにする理由がこれ。

・ もうひとつ意外な発見がある。効果的なチームづくりのためには、仕事帰りに一杯やるよりも、大きなランチテーブルを購入したほうがいいということだ。一日の途中で思わぬ人の隣に座ると、共通の課題を見つけたり、新鮮なものの見方に気づいたりできる。仕事が終わったあと、同僚とビールを飲む時にはそのような効果は得られない。

→確かに。リモートワークになると、これがなかなか難しいのですよねぇ。

・有名な教授の下で働くのは、この世界で評判を築く最善の方法には違いないが、その効果も最初のうちだけだと、私は学生に念を押す。いつかの時点で、独り立ちして自分の評判を築かなければならない。この助言は、研究者である私自身の経験をもとにしただけではない。ちゃんとした科学的根拠があるのだ。」

→そのカテゴリのトップだけが、名声を独占しますからね。新しいカテゴリを作らないと。ブランド・レレバンス戦略!

・なぜなら、パフォーマンスに上限がある世界では、あなたが考える以上に、バイアスが成功を決めてしまうからであり、「パフォーマンスには上限があるが、成功には上限がない」という「成功の第二の法則」と、「功績を認められるのはひとりだけだ」という「第四の法則」とが組み合わさって、すでに実績のある人の功績が認められやすいからである。となると、功績を認められたい者は、積極的に奪い取りに行かなければならない。

→winner takes all

・私はことあるごとに、学生に「第四の法則」の重要性を訴える。それぞれの分野に飛び出す研究者の卵は、自分がワクワクできるプロジェクトで「自分の名を成す」方法を戦略的に考え出さなければならない。私自身は「第四の法則」を使って、プロジェクトの協力体制を練ったり、新しい地位や責任について考えたりする。「功績を認められるのはひとりだけだ」という原則と人間の性質についてよく理解していないと、プロジェクトに注いだ労力がすべて無駄になってしまうかもしれない。

→日本で富士山の次に高い山は?で答えられる人が少ないのと一緒ですよね。

<まとめ>

ネットワークサイエンスの知見から、成功哲学を解析。面白い一冊です。野心に満ちてる方にはたまらない本かと。

「適応度=質×ファンを獲得する能力」「成功=アイデア×アイデアを形にするスキル」など、

人生のヒントも満載。ぜひ。

アルバート=ラズロ・バラバシ 『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』

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----------【随時更新】2022年、今年読んでよかった本----------

1.『犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ』ブルース・D.ペリー/マイア・サラヴイッツ 著 紀伊国屋書店

2.『レコメンデーション・エンジン』マイケル・シュレージ著 ニュートンプレス

3.『Invent & Wander――ジェフ・ベゾス Collected Writings』 ジェフ・ベゾス / ウォルター・アイザックソン ダイヤモンド社

4.『孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか』 ジョン・T・カシオポ/ウィリアム・パトリック著 河出書房新社

5.『人間ぎらいのマーケティング: 人と会わずに稼ぐ方法』 林 直人著 実業之日本社

6.『「欲しい! 」はこうしてつくられる 脳科学者とマーケターが教える「買い物」の心理』マット・ジョンソン/プリンス・ギューマン著 白揚社

7.『永守流 経営とお金の原則』永守 重信著 日経BP

8.『成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール』ダグ・レモフ, エリカ・ウールウェイ, ケイティ・イェッツイ, 依田卓巳著 日本経済新聞出版

9.『子どもが面白がる学校を創る 平川理恵・広島県教育長の公立校改革』上阪 徹著 日経BP

10.『スモールビジネスの教科書』武田所長著 実業之日本社

11.『投資バカの思考法』藤野英人著 SBクリエイティブ

12.『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか 「地方創生」「観光立国」の無残な結末』  高橋克英著 講談社

13.『戦略質問―短時間だからこそ優れた打ち手がひらめく』金巻 龍一著 東洋経済新報社

14.『パナソニック覚醒 愛着心と危機感が生む変革のマネジメント』樋口泰行著 日経BP

----------このニュースレターについて----------

「思考力アップ」をコンセプトに、マーケティングや組織マネジメントなど一緒に楽しく学びましょう。成功させるための骨太な考え方などもご紹介。

----------発行人のムロヤについて----------

専門はSNS、マーケティング、組織マネジメント。人間はなんでこうなってるかの原理を知りたいタイプ。2022年は二冊目出版に向け執筆中です。マーケティング本部長@ホットリンク

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