「脳死」などという言葉を平気でガンガン使う組織になっていませんか?
こんにちは、スノードームの室谷です。
日々発信するコンテンツ一つひとつには、読み手への敬意が宿っていなければなりません。
ちゃんと取り締まらないと「脳死」などという言葉を平気でガンガン使う組織になってしまいます。
今回、スノードームにてコンテンツ制作の現場における倫理規定を策定したので、皆さんにもお裾分けします。自社のコンテンツや、メンバーの皆さんたちの発信の仕方を見直すきっかけになればと思います。
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❌絶対にダメなこと:スノードーム コンテンツ倫理規定
スノードームでは、以下の言葉の利用を禁止します。
お客様に対する尊重の姿勢が全くないからです。
人をなんだと思ってるんですか。お客様不在の言葉遣いです。
病気の例え、戦争、狩猟農耕など、世間に広まったわかりやすそうに聞こえるものもありますが、普通の言葉で表現しましょう。
・原因を「癌」に例えること
「ステージ4」も同様です
身近にそういう人がいたらどう思いますか?
・脳死
例:脳死でわかる動画
ショート動画とかのだらだらした無意識の視聴状態のことを「脳死」と例えるのはダメです
・刈り取り
・囲い込み
・リードを「リサイクル」
外資系なBtoBマーケ用語ですが、カタカナ用語になると、人間を人間として視ない言葉です。人間をリサイクルに出すみたいな意味に思えて、どきっとしませんか?普通に定期接触とか継続的なアプローチとか、他の言葉を使いましょう。
・広告の「投下」
広告は空から放つ爆弾ではありません
・リストを「アタック」
お客様は敵でも攻撃対象ではありません
・絨毯爆撃
・お客様を「魚」に例えること
ある有名マーケ系メディアにて、ダイレクトレスポンス広告をいけすの中の魚の釣りに例えている記事と出会いましたが、お客様はいけすの中の魚じゃないですよね。 (そしてブランディング広告については、池を広げて魚をもっと呼び込めと例えていた。色々おかしいし、こういうコンテンツから学習して染まってしまったらダメです)
・フック商材
・撒き餌
・予算消化
予算は「消化」するものではありません。「活用」や「投資」するモノです。
また、クライアントの予算に対して「消化させる」などは極めて失礼ですし、目的が間違っています。ビジネスの投資として、予算は賢く使っていくものです。消化というと、無理してお金を溶かそうとする姿勢が感じられてしまいます。
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反省論
私自身、この中ではほとんどそういう言い方はしていなかったのですが、「フック商材」は使っていました。ただ、よくよく考えると「フックで吊る」という表現は人様に対して使う言葉ではないと反省し、この倫理規定の作成時に気付かされて、使わないようにしています。
以上が、スノードーム コンテンツ倫理規定の概要です。
言葉ひとつで、お客様への印象は大きく変わります。言葉を大切にしていきたいものです。
「脳死」はほんとだめです。癌の例えもダメです。
私は新卒はオリンパスメディカルシステムズというオリンパスグループの医療機器事業で病院向けの内視鏡業務支援システムの品質管理をしており、ガンをなくしていくための仕事だった分、癌の例えには敏感です。いくら組織変革をしようとしていても、反対勢力っぽい人を「組織の癌」と例えるのはダメです。どうかしています。
顧客志向を徹底した方が、日々のお仕事は意義あるものに変わります。
そういう言葉を大切にしていきましょう。
この内容が大切だなと思ったら、ぜひチームメンバーの皆さんと回覧してもらえたらなと思います。
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