消費者理解、わかったつもりが一番危ない
こんにちは、ムロヤです。
マーケティングにおいて避けたいことは「お客様を分かったつもりになること」です。
今回は、消費者理解とは何かをこれ以上ないほど学べる、おすすめの動画を2本ご紹介します。私も視聴しながらたくさんメモをしました。
<7月の放出祭、公開済みリスト>
NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げられたハルメクとVERYの編集長の取材回です。
偶然にもお二方ともお名前は朝子。二人の朝子さんの動画は激しくおすすめです。
サブスクに入らなくても、1本220円で単品視聴もできます。
ではご紹介していきます。
プロフェッショナル 仕事の流儀 「思い込みを捨て、“思い”を拾う~雑誌編集長・山岡朝子~」
女性誌NO.1の販売部数を誇る雑誌の編集長・山岡朝子。民事再生法の適用を申請するほど存続の危機にあった出版社からヘッドハンティングされ、2年で雑誌の売り上げをV字回復させたすご腕だ。ターゲットは50代以上のおとな女性。書店に並ばない定期購読のみの月刊誌にも関わらず圧倒的な支持を集め、部数38万部と5期連続でトップを独走する。雑誌が売れない時代に、どう客の心をつかんでいるのか? ヒットの秘密に迫る。
ムロヤのメモ
1. 企画の決め方を真っ先に見直した
なんとなくの企画をやめ、調査してから作るようになった。思い込み・知ってるつもりで作るのが一番危ない
例:「以下の特集で読みたいものを一つ選んでください」 A. 年金生活を楽しく賢く暮らす節約アイデア B. 年金生活のもしもに備える節約アイデア C. 当てはまるものがない →「節約というより楽しく使いたい」という方向性が見えてきた
テーマを掘り下げるため、読者以外の200名にも調査。読者座談会で具体的なエピソードを探る
一般的な雑誌は3ヶ月で制作するが、ハルメクは6ヶ月。前半3ヶ月は調査に使うから
リニューアル時は調査専門チームが「シワやシミより髪の悩みが多い」という意外な発見。それで髪の特集でいくと決めた
⭐️企画の決め方の見直しは、確かに根幹。マーケも一緒
⭐️「読者に知らせたい!」という思いで企画してても、そこには読者目線がなかった——という反省の言葉が刺さる
2. 読者像「A子さん」を育てる
判断に迷うたびに「65歳のA子さんならどう思うか」。読者はがきを読み込むことで読者像を育んできた。どんな時に寂しいのか嬉しいのかが蓄積されていく
このテーマでやるなら上辺でやらない方がいい。上辺の提案に乗るほどA子さんは甘くない
読者の声を頼りに企画し、アンケートの声に向き合ってきた
⭐️アンケートに本音が集まるようなメディア!!
3. メディアで需要喚起して、バックエンドがある
事業は通販・編集部・イベントの三本柱
グレイヘア特集ではカラー剤を開発。スマホ特集には講座がある
⭐️メディアで需要を喚起して、バックエンドで応える構造になっているのか!
4. 新聞広告はしつこくテストする
書店で売らないから、新聞広告が読者を増やす重要な施策。立ち読みできない、信じて買っていただいている
まず地方版でテスト→どの見出しに惹かれて購読を決めたのかコールセンターで一件一件聞く→勝ちパターンが見えたら全国出稿
マーケティング部を編集部に取り込んで新聞広告を強化してきた
⭐️しつこくテストする。妥協がない。これは採用要件のコンピタンスだな
5. 共感の設計
挫折した人・したくない人向けのコンテンツで、いきなり超人を紹介しても親しみが湧かない。冒頭から専門家の凄さが際立つと読者の心は離れる
「以前はこうでした」と失敗談が加わると、人となりが見えて共感して入り込みやすい。自分を重ねられる(ダブらせる紳助メソッド)
一冊の雑誌が生涯の伴走者になりたい。人によって救いになったり楽しみになる雑誌に
⭐️お金を払ってでも読みたいと思う企画をどう作るか。「何が提案なの?我々は何を勧めているの?」という問い
次は、VERY編集長・今尾朝子さんの動画です(現在は光文社の取締役を務められているそうです)。
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- プロフェッショナル 仕事の流儀 「主婦のリアルが、ヒットを生む~雑誌編集長・今尾朝子~」
- ムロヤのメモ
- 二人の朝子さんに共通していたこと
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