マーケティングは総合格闘技ではなく総合芸術だと思うようにした話
こんにちは、ムロヤです。街中で喧嘩したことがありません。
昔はマーケティングを総合格闘技によく例えて考えていました。
・消費者理解を追求して良質な施策を遂行する
・俗に言う「文系」がドン引きするくらいテクノロジー学んでハックを身につける
・近接領域を学んで総合格闘技にもちこむ
とかで差はつけられますよ
私も以前にインタビューでこんなふうにも話したことがあるくらい。
でも最近、考え方を変えるようにしました。
総合格闘技じゃなくて総合芸術だと思うようになりました。
いや、そう捉えるようにしています。
(おい!これこそ総合芸術で捉えたほうがいいじゃないか!ムロヤ!)
総合格闘技と総合芸術の意味の違いと共有点
以下、参考にChat GPTに「総合格闘技と総合芸術の意味の違いと共有点をまとめて」と聞いたやつ。
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総合格闘技(Mixed Martial Arts, MMA)と総合芸術(Gesamtkunstwerk)は、それぞれ全く異なる分野に属しながらも、「総合」という言葉を共有しています。以下に、それぞれの意味の違いと共有点をまとめます。
総合格闘技(MMA)
意味:
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総合格闘技は、異なる格闘技の技術や戦術を組み合わせた競技です。
-
ボクシング、レスリング、柔術、空手など、様々な格闘技の要素が含まれます。
-
対戦者は打撃技、投げ技、関節技など、多岐にわたる技術を駆使して戦います。
共有点:
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「総合」という言葉からも分かるように、複数の技術や要素を統合し、一つの形式にまとめ上げるという点で共通しています。
総合芸術(Gesamtkunstwerk)
意味:
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総合芸術は、音楽、演劇、美術など複数の芸術形式を統合して一つの作品を創出する概念です。
-
この概念は、特にリヒャルト・ワーグナーによって有名にされ、彼のオペラ作品で具体化されました。
-
視覚芸術、音楽、物語が一体となって、観る者/聴く者により深い体験を提供することを目指します。
共有点:
-
総合芸術も、異なる芸術分野の要素を融合させ、一つの作品にするという「総合」の精神を持っています。
違いと共有点のまとめ
違い:
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総合格闘技は物理的な競技であり、身体を使った戦いが中心です。一方、総合芸術は感覚的、情緒的な体験を提供する芸術作品の創出に関わります。
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それぞれの目的が異なります。総合格闘技は競技としての勝利を目指しますが、総合芸術は芸術的な表現と観客の体験の豊かさを追求します。
共有点:
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両者ともに、複数の分野や技術、要素を統合し、新たな価値を生み出すという「総合」のアプローチを取っている点です。
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総合的なアプローチにより、それぞれの分野で新たな可能性を探求し、発展させています。
総合格闘技と総合芸術は、その実践の形態や目的が大きく異なるものの、異なる要素を統合し、新しい形を創造するという点で共通しています。
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こう考え直したきっかけ
なぜ総合格闘技じゃなくて総合芸術だと思うようになったのか。きっかけは柳井さんの言葉です。
「ビジネスは、どんな趣味、スポーツよりも面白い、人間を対象とした総合芸術です。それも自分だけではなく、従業員全員と演じることができます。」
(きっと松下幸之助さんの「経営は総合芸術」の言葉に影響されているだと思います)
総合格闘技だと競合企業をあの手この手でやっつけるニュアンスとしてはいいかもしれませんが、顧客を相手にする業務で総合格闘技の思考の枠組みだとおかしいですよね。
そして、ググってたらこのフレーズもいいなと思いました。
柳井さん。「楽な仕事は一つもありません。だけど、自分が面白いと思い、世間が面白いと思ったことならば何でもできます」そして言う。「経営は総合芸術です。苦しいことを面白いと思える人が、経営者に向いているんじゃないですか」
総合芸術だとあの手この手で楽しませよう!とことん満足してもらう!という捉え方なのでピッタリ。
極めていくプロセスも楽しんで、最高の体験をお届けしようマインドが「総合芸術」には詰まっていると思いました。
ターゲットとか広告投下とか空中戦とか、戦争が由来する言葉の多いマーケティング領域ですが、変な思考やマインドがつかないように使う言葉には気をつけたいなと思った次第です。
あとなんか総合芸術っていうほうが楽しいですし。私はプロセスも楽しみたい。
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