業績・ピープル・仕組み、あなたの配分はどうですか

AIで変わりつつあるこの配分
ムロヤ 2026.10.14
誰でも

マネジメントとして向き合うコトは、大きく3つに分けられるとふと思いました。

業績とピープルと仕組みです。

業績

売上や営業利益、新規顧客数や重点商品販売数、リード数などの業績に向き合い、達成していくための具体的な戦略や施策を立案し、実行・推進していくこと。

言わずもがなの、事業成果の最大化です。

ピープル

ピープルマネジメントです。

採用や育成、強みや持ち味を活かした適材適所な配置、適切な評価やフィードバック(褒めたり叱ったり)など、業績をあげる施策が自立的に実行できる従業員になるように向き合うこと。メンバー層と違ってピープルマネジメントの役割が一気に増えます。

初めて上司になると、一人一人のキャリアや個性やモチベーションと対峙するため、この悩みも一気に増えます。

生まれた瞬間に上司経験のある赤ちゃんなんていませんので、誰しも最初は上司は未経験。悩んで当然です。

仕組み

最後は仕組みです。直接的な業績向上アクションにつながるわけではないですが、持続的に成果を上げるためのインフラづくりです。スケーラビリティのある構造へ作り替えることです。

後回しにされがちなこと、それが仕組みづくり。

例えば、マーケ部門の定例会議のアジェンダ設計、毎朝KPI達成状況に強制的に目を触れさせる仕組み、誰にどこまで自律的に判断して良いかの権限、ナレッジ共有の仕組み、施策の振り返り方、誰がいつまでに何をやるかのタスク設計など。

仕組みづくりは、派手な施策(ソーシャルメディアのキャンペーンやプレスリリース、OOH施策、イベント登壇、メディア露出)などと違って人目に触れない施策のため、地味極まりないです。

日経クロストレンドやMarkeZineで「この仕組みが効いた!」という記事は見かけないですよね。地味だからです。

しかし、こうした積み重ねが持続的に成果を上げる組織に変えるために大事なわけです。

保育士人材紹介会社のウェルクスに勤めていた時、一番すごいと思ったのは毎朝のExcelの計数管理ですから。

また、スケールさせる施策と、スケールに耐えうる仕組みは似て非なるもの。スケールした事業・組織には必ず、スケールに耐えうる仕組みが構築されています。

業績・ピープル・仕組みの配分はどうですか?

業績は何よりも大事です。

ときにはプレイングマネージャーとして、自ら実務にゴリゴリ入って実行していく局面もあるでしょう。

私も前職では「いざとなったら自分の得意技のコンテンツマーケティングとウェビナーをやりまくればリード数はなんとかなる。商談数は、その手前の相談会施策に自分も入りまくればいい!」とよく保険のように思っていました。

ただマネジメントの難しさは、目先の「業績」に追われながらも、「ピープル」の育成に心を配り、長期で効いてくる「仕組み」への投資を後回しにしないという、時間軸の異なる3つを同時にコントロールし続ける点です。

広がるマネジメントの射程、人間→人間withAI

また、AIエージェントが実務を担うようになって、この3つの比重が変わりつつあると感じています。

AIエージェントくんは仕組みが整っていないと自律的ないい仕事っぷりをしてくれにくいからです。

何を目指しているのか、過去に何がうまくいって何が失敗したのか、いま何が起きているのか。こうした文脈が渡す必要があります。(そのためにもコンテキストインフラを構築すること)

これからはマネージャーの仕事は「人を動かす」から「人とAIが動ける仕組みを整える」へと重心が移っていくでしょう。

つまり、これまで後回しにされがちな「仕組みづくり」が、業績に直結しはじめているわけです。

AIというテクノロジーの変化によって、投資回収の効率が高まっているのです。これは絶好の機会。新年を迎える前に、変革させていきたいですね。

仕組みづくりの復権です。

***

先日にご提案した好業績企業の仕組みを解剖・紹介していく「マーケティング組織づくり」に関する勉強会は、2026年10月25日(日)8:00-11:00に開催予定です。

開催後にはアーカイブ動画も配布しますので、当日参加できない方も後日視聴いただけます。

詳細と参加申し込みイベントページをご覧ください。

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