AIで量産できてもレビューで詰まる運命

『ザ・ゴール』で考える、チームのAI活用
ムロヤ 2026.10.26
誰でも

「2026年、人材戦略も変えているか」でも書いたとおり、人員横ばいのまま売上が成長しているという事実こそがAI活用の本質です。こうした生産性について、マーケティングであれば「売上高販管費率」や、支援会社であれば「一人当たり粗利」などの指標になるでしょう。

そのためにも、個人でClaudeCodeやCodexを駆使することも大事ですが、チームとして活用レベルを高めることも大事です。

なぜならば、ボトルネックは移動し続けるからです。

仮に

1:AIでコンテンツを量産できたとして、次はレビューの工程で詰まると思います(ワークスロップだったら最悪ですね)。

2:KPI進捗の週次レポートが爆速で上がってくるようになっても、次に何をしたらいいか分からず止まってしまうかもしれません。

そこで、TOC(Theory of Constraints:制約理論)と呼ばれるアプローチです。

ジェフ・ベゾスがAmazon経営陣たちと読んできた伝説の名著『ザ・ゴール』で紹介されている考え方です。

そのアプローチとは、全体の流れを止めている一番狭い工程(ボトルネック)に集中して手を打つこと。ボトルネック以外をいくら速くしても全体は速くならず、手前に仕掛かりが積み上がるだけです。

そして一つ解消すると、ボトルネックは次の工程に移ります。ある一工程のAI化をして満足して終わらせてはいけないのです。継続的な改善の営みなのです。

上記の1のAIコンテンツ量産であれば、次は添削AIを実装してみたいところ。あるいはそもそもの要件定義のところから品質担保するような仕組みですね。

2のAIレポートであれば、データの解釈とネクストアクションの提案もAIにしてもらえるようにすることや(このためにも事業方針やマーケ戦略、施策実行進捗などのコンテキスト整備は不可欠)、そもそもの人間自身の戦略眼のスキルアップが必要かもしれません。AI活用以前の問題を直視せざるを得ないこともあるでしょう。

よって、

・どこで詰まっているかを見抜くための、業務分解ができるドメイン知識を持っており

・詰まった工程に対して、適切にAIツールを使い分けることができ

・AIも人間も前後の工程も担えるようにコンテキスト整備やアプリ連携されていること

この辺りがコアだと思います。

マーケのAI活用のご支援を何年もしておりますが、だいたいこれらに集約されます。

自分やチームにどれが足りないかの点検の参考になれば幸いです。

***

2026/10/28(水)夜からAIエージェント勉強会を主宰します!チームで強くなっていきたい人向けの活用法や組織の基盤整備の話が中心となります。

■概要

日時:2026年10月28日(水) 18:10〜20:00(開場18:00)

場所:東京駅・日本橋駅徒歩数分の会議室。申込者のみ詳細な場所をご連絡します。

参加費:5,000円(税込)

定員:先着10名 ※最少催行人数4名

申し込み締切:2026年10月28日(水)17時

AIでやれることが広がってると、チームでの使い分けに迷う方も多いと思います。Skillsやコンテキスト、Claude CodeやCodexだけじゃなく、最近では常駐型AIエージェント(MuseやGrok Bot、dotsなど)も出ています。

それぞれの使い分けや活用ポイントも整理して理解できるよう、お話できればと思います。

また、少人数制のため、「こんなことができるようになりたい」というリクエストも当日に持ち込んでいただき、設計案をご一緒に考えるなども可能です。(事業会社/支援会社どちらも可)。

新年を待たずに年末から加速できるように、キャッチアップしておきたい方はぜひ!

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