「顧客の解像度」っていう言葉に違和感があるので、なぜなのか言語化してみた
「顧客に対する解像度」という言葉の違和感について。
よく聞きますよね、このワード。
でも、「顧客に対する解像度」という言葉に違和感があるムロヤです。
わかりますかね、この感覚。
顧客。うん、わかる。
解像度。うん、わかる。
顧客の解像度。うん、わからん。
「顧客の解像度」、ここで急に理解できなくなるのです。
当たり前に知っている「顧客」と「解像度」。
ムロヤの脳内言語空間では、「顧客」と「解像度」が結びつかないのです。
なんでだろう。なんでだろう。なんでだなんでだ、、、
その要因を自分の心と対話して紐解いてみます。
派生して、「顧客の解像度が低い」という言葉もあります。
顧客の???解像度が?低い????どういうこと????どういうピクセルデータ????
と思っちゃいました。
ガチガチの考えがそうさせてるだけかもしれませんが、だって解像度ってこういうことだから。
解像度(かいぞうど、英: resolution)とは、ビットマップ画像における画素の密度を示す数値である。すなわち、画像を表現する格子の細かさを解像度と呼び、一般に1インチをいくつに分けるかによって数字で表す。resolutionは分解能の意味も持つ。
解像度という言葉の扱い方
あああわかって気がしてきた。「顧客に対する解像度」という表現は、以下のようなフィットしない感じがあると思うのです。
1)静的な視点
この言葉は、静的なモノを見ているような感覚の言葉に感じるのだよな。
まるでカメラを通じて止まっている物体を見ているような感じです。
2)人間として見てない感
しかし、見ている先は人間です。止まっている物体ではありません。
顧客は写真じゃないです。生きている人間です!
生活している人間、心を持った人間なのです。
解像度って言葉を使った途端、まるで人間を1つの画像データのように扱っているようです。
あなたは人間を見つめているのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
解像度っていうピクセルのデータ的に顧客を捉えるのではなく、生きた人間として捉えることでは?
人生を送ってる人ですよ。ヒューマンでありピープルですよ。ウィーアーザピーポーじゃないですか。
捉え方を変えよう
てかさ、シンプルにもっと顧客の感情や生活がハッピーになるようなことに焦点を当てればいいのでは?
具体的に人を思い浮かべてどうやったらハッピーになってくれる人を増やせるかな。
こんな捉え方のほうがワクワクしてくるし、楽しいんじゃないかな。
数字大事だけどさ、売り上げとか利益とかもちろん大事だけどさ。訪問者数とかCV数とかリード数とか商談数とか超大事だけどさ。
喜んでもらうほうがええやん。ドーパミンでるやん。楽しいやん。ワクワクするやん。
だから、「顧客の解像度」という表現の代わりに、以下のような視点で顧客を見つめ、理解することが重要ではないでしょうか。
普通に「顧客理解」とか「消費者理解」って言葉でいいと思います。
1. 顧客の幸福: あなたの商品やサービスは、誰にどのような幸せをもたらすのでしょうか?
2. 未来の提供: お客様にどのような未来を提供できるのでしょうか?
3. 感情の理解: お客様にどのような感情を持っていただけるのでしょうか?
4. 数字以上の価値: 社内的なKPIの「リード獲得」「有効商談数」「売上」といった数字だけでなく、その先にある顧客の喜びや満足を考えていますか?
5. 実際の顧客理解: ペルソナ作成の前に、実際のお客様や潜在顧客と接する機会を持っていますか?
これらの質問を自問自答することで、より人間性を重視したマーケティングアプローチが可能になるのではないでしょうか。
あなたは解像度で測られたいですか?それとも、心で理解されたいですか?
こんな感じで「解像度」の思考の枠組みでうまくいかないのは、お客様のことを突き放して見ようとしてるからではないでしょうか。
「顧客の解像度を上げる」なんて言葉、まるで人間をデジタルデータ扱いしているようです。
それゆえに、「顧客に対する解像度」を上げようとしてもなんかハマらんときは、お客様の立場になってみたりお客様視点でどうやってものを買うのを決めるのかを捉えていくのがいいと思うのです。
人生に寄り添って、人間にとっての嬉しいを提供したくないですか?
それとも、顧客と写真みたいな静的な"データ"として捉えて、ターゲットに広告"投下"して"態度変容" させたいですか?
注:これはあくまで個人的な見解であり、「顧客の解像度」という言葉を使っている人々全般に当てはまるものではありません。
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