人間理解勉強会をやっててサイエンスコミュニケーター尊いなと思った
こんにちは、ムロヤです。
昨今、テクノロジーは劇的な成長を遂げていますが、マーケティングの世界においては、普遍的な価値があります。
それが「人間理解」です。
自己理解、他者理解、群れの理解……などいろいろとありますが、マーケティングの本質自体も、「相手のことをよく知り、相手の望むことを望むタイミングでやってあげる」という、根底には「人間理解」があるんです。
現在スノードームで、「人間理解勉強会」という勉強会を定期的に開催しています。。「人間ってこういう生き物なんだ」とか、脳科学の観点から「人間ってこういうふうに物事を感じ取っているんだ」とか、もともと人の仕組みを知ることに興味があったので、自分自身も楽しんで講義しています。
基本的にマーケターさん向けにやっている勉強会ではあるんですが、人間理解は、人生のどの局面でも活きてくると思っているんですね。子育てするときなんかもそうですし、高齢化社会で認知症患者も増えてくると思うんですが、その方たちへの理解にもつながります。
もうひとつ、この勉強会やってること自体が「なんだか“サイエンスコミュニケーター”みたいだな」と思ったんですよね。皆さんは、サイエンスコミュニケーターという言葉、聞いたことはありますか?
その代表例が、でんじろう先生です。
ダンボールで作った空気砲のパフォーマンスをしていることでもお馴染みですね。サイエンスコミュニケーターは、科学という学問として小難しいことを、わかりやすく、楽しく伝えていくという役割の方です。
(でんじろう先生、マジリスペクト)
ちょうど先日、娘と青海にある「日本未来科学館」に行ったときのエピソードをお話させてください。
そこに、スーパーカミオカンデ(ニュートリノなどの観測により素粒子・宇宙の謎の解明を目指す実験装置)の展示があったんですね。
我々のほかに女性2人組がいて、困惑してるような感じでその展示を見ていたら、ボランティアのおじいさんが声掛けをしたんです。
「こっちにある素粒子に関する動画を見たらわかりやすいですよ」と。
おじいちゃんの顔つきが楽しそうで、かつ軽快に話していて「なんか素敵だな」と思ったんですよね。おそらく、以前科学の仕事をしていて、そのあと定年退職して、今ボランティアでサイエンスコミュニケーターとして来ているんだと思います。
それ以降、この人間理解勉強会も、ある種サイエンスコミュニケーターみたいだなと思ったのです。先ほど挙げた勉強会で「マーケティングって面白いんですよ」「人間って面白い生き物なんですよ」と伝えているわけです。
いま勉強会は、リアルとウェビナー含めて3回ほど開催しているんですけど、資料作成のために本を読み返していくと、「何て人間は良い仕組みなんだ」という部分もあるし、逆に「なんて人間ってポンコツなんだ」とか、いろんな面を知ることができました。(人間のいいところもダメなところも丸ごと愛して受け止めましょう!)
マーケや広報など、プロモーションの仕事にも生きるでしょうし、人格に深みが出るかもしれない……そんな利点が人間理解にはあると思っています。
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